【高収入ほど相場は上がる？】一戸建て予算と年収との相場の関係
高収入ほど一戸建てにかける予算の相場は上がる印象があります。
実際に年収が高いほど一戸建ての予算の相場が高い傾向があるのは事実です。
今回は、年収と一戸建ての相場について紹介し、年収だけでは一戸建ての相場が決まらないことについても解説していきます。
・なぜ年収が高いほど一戸建ての相場も上がる傾向なのか
結論を言えば、住宅ローンの融資を受けられる金額が上がるケースが多いため、一戸建てにかけられる予算も調達しやすいのが理由です。
例えば、年収が高い方ほど企業の規模が大きかったり、経営者など収入のコントロールがしやすかったり、医師や弁護士など安定した職業の方が多かったりするからです。
こういった方々であれば、返済も安定して行ってくれるだろうという期待も持てるため、銀行なども多めに融資を行ってくれます。
その結果、予算が多く確保できるため、年収の高い方ほど一戸建ての相場が上がります。
実際に地方よりも東京などの方が一戸建ての予算相場が高額で、4,652万円となっています（2017年住宅金融支援機構調べ、土地と建物の同時購入の場合）。
同じデータで全国平均では3,955万円という結果です。
これは、東京都民の平均年収が全国でもトップクラスというデータから来ています。
・年収から算出される住宅ローンの融資金額
一戸建ての予算の相場として、シンプルに年収から住宅ローンの金額が算出されることから来ている場合もあります。
金融機関は年収の30〜35％を融資金額の上限にしている傾向です。
そのため、年収が低い場合は住宅ローンも少額しか組めず、結果予算の相場が安くなります。
一方年収が高ければ、住宅ローンも高額な金額が融資されるので、その分予算もかけられます。
・年収だけでは一戸建ての予算相場は決まらない
実は年収だけで一戸建ての予算相場は決まりません。
子どもの数など予想される出費によって、その相場が変化します。
年収が多くとも、子どもの教育費などを考慮して、予算を決める家庭もあるので、必ずしも高額な金額が借りられるからといって、予算を多くする過程ばかりではないということも知っておきましょう。
